23AWからお取り扱いをスタートした GABRIERAA COLL GARMENTS  スペインのバルセロナ出身のデザイナー ガブリエラコール。   出身地であるバルセロナを拠点に 彼女が作る作品は地中海の歴史や 美術や芸術からインスピレーションを受け 制作されています。   ミニマルでありながらもエレガント。 計算されたパターンに       とても上質なファブリックには イタリアの高級ブランドロロピアーナの 生地の中でも高品質な物を取り入れています。   どのアイテムも着てみると本当に綺麗で 心地良くてそして気分を上げてくれる アイテムばかり。     - SERIE NO.14 そして今回の24SSコレクションも 心ときめくアイテムばかりで 幸せなため息がこぼれ落ちてしまいます。笑     4.5ozのデニムは驚くほど薄く軽く 本当にデニム?って思ってしまうほど。 (このデニム生地に惚れてバッチリ個人オーダーしている私。笑)         サイドにギャザーが入りドレープが綺麗な ワイドデニムパンツ。     テーラードの作りになっている ストレートデニムパンツ。     ベーシックでどんなシーンにも 着ていただけるリネンシャツに     ダブルフェイス仕立てになっている リネンブルゾン。   世界で最も美しいリネンと謳われている SOLBIATI社製のリネンで作られているだけ あってとても綺麗でそして軽い!!       他にも紹介したいアイテムが沢山♡   是非、手に取ってGABRIERAの素晴らしさを お楽しみ下さいませ。   オンラインショップからもご覧いただけます。 皆様のご来店心よりお待ちしております。   分からない事や質問があればお気軽に お問い合わせ下さい。   BORDEAUX - maaya APPOINTMENT info@bordeaux-bb4.com ○ ・                ...

  https://www.youtube.com/watch?v=YOx5_Il5y2s   Guided by the forever flowing rhythm of our breath. PRANA offers an energetically sensitive collection for the individual mind, searching alternative ways of progress. Carefully engineered, inviting a new flow, ready to align with the current and future challenges we all face collectively.   永遠に流れる呼吸のリズムに導かれて。 PRANAは個々の心に響くエネルギッシュなコレクションを提供し、進化の可能性を探求しています。 慎重に設計され、新しい流れを招き入れ、共に直面する現在と未来の課題に調和する準備が整っています。     Directed by Ramy Moharam Fouad Cinematography...

まだまだ寒い日が続く中で 少しずつ春の気配を感じさせてくれる自然達。     BORDEAUXガーデンのミモザも満開で 自然の美しさを感じながら毎日癒されてほっこりしています。     そんな中AntwerpからJJVE 24SSが届きました。     届いたアイテムを手に取る度に 美しいパターンやファブリックにうっとり。     今回のコレクションテーマである 「PRĀNA」 サンスクリット語であり 宇宙に存在する生命のエネルギーを指します。     全ての生き物や物事に存在するとされているPRĀNAを 作品を通して見事に表現されている今回のコレクション。           沢山の天然染料や天然繊維。 上質なファブリックに 洗練されたパターンはエレガンスでモダン。 毎シーズンごとに進化していくJJVE。 本当たまりません♡笑         春に最適なニットやジャケット。   暑い気候に着ても心地良く着ていただける コットンリネンのカットソーやパンツ。   JJVEファンお馴染みのビーニーに 丁寧に手織機で織られたスペシャルなバッグ。       どのアイテムからも伝わるJJVE のハート。 素晴らしい24SSの作品から PRĀNAエネルギーを体を通して受け取り とっておきのワードローブとしてお楽しみ頂ければと思います。   皆様のご来店心よりお待ちしています。 APPOINTMENT   ご質問など分からないことがありましたら お気軽にお問合せください。 Maaya info@bordeaux-bb4.com   ○ ・                        ...

今年の1月11日、イタリア・フィレンツェのファッションのお祭り“Pitti Immagine Uomo(通称“Pitti Uomo”)”で行われたJAN JAN VAN ESSCHEのショーについて、会場の様子やショーの内容、観客の人たちの様子や私が感じたことなど、色々と振り返ってみようと思います。...

MARIA RUDMANはフランス・パリを拠点に活動するデザイナーが、自身のルーツであるサーミ人の伝統工芸品「Duodje(ドゥオッチ)」やシルバー作品を、故郷であるラップランドの職人たちが受け継いできた本物の技術によって製作しているブランドです。 MARIA RUDMANの作品は一つひとつ個性があり、BORDEAUXのお店でも「どれにしよう」と悩まれるお客様もたくさんいらっしゃいます。 ですから、ONLINE SHOPでご検討くださっている方であれば、なおさら「これ!」と決めるのは難しいと思います。 お店に来てくださったり、メールやInstagramのDMでお問い合わせいただければ、細かくサポートできますが、色々な事情で難しい方もいらっしゃるはず。 そこで今回は、長年取り扱わせてもらっていて、自分自身も愛用している私の目線で、MARIA RUDMANのDuodjeの選び方やサイズ選び、シルバー作品も含めたメンテナンス方法などについて、ご紹介しようと思います。 参考にしていただければ幸いです。   INDEX(読みたい項目をクリックするとその部分まで移動します。) 「自分に合った」MARIA RUDMANのDuodjeはどう選ぶのがおすすめ? Duodjeのサイズ選びはどうすればいい? どう経年変化していく? メンテナンスはどうすればいい? 2本目、3本目のDuodjeはどう選べばいい? MARIA RUDMAN作品はどうスタイリングするのがおすすめ? SOLDOUTのものはもう購入できない? 最後は自分の「これが好き」を大切に   「自分に合った」MARIA RUDMANのDuodjeはどう選ぶのがおすすめ? MARIA RUDMANのDuodje(ドゥオッチ)には、オーセンティックライン、クラシックラインがあります。クラシックラインはそこからさらにカラーがTANとBLACKの2色に分かれます。 トライバル感やハンドクラフト感のあるファッションが好きな人にはオーセンティックライン。もう少し都会的な、洗練された雰囲気が好みの人にはクラシックラインのTAN、よりモードっぽいファッションが好みならBLACKがおすすめです。 以下にそれぞれが与える印象の違いを表にまとめました。Duodje選びの参考にしてみてください。 ーオーセンティックラインとクラシックラインの違い div.clslca78dsk{margin:5px;}div.clslca78dsk div.tbl table{width:100%;}div.clslca78dsk div.tbl tr th.emph,div.clslca78dsk div.tbl tr td.emph{-webkit-box-shadow:inset #cccccc 0 0 0 1px;box-shadow:inset #cccccc 0 0 0 1px;}div.clslca78dsk div.tbl th.nowrap,div.clslca78dsk div.tbl td.nowrap{white-space:nowrap;}div.clslca78dsk{padding:0px;}div.clslca78dsk div.tbl th,div.clslca78dsk div.tbl td{border:1px solid #000000;padding:5px;}div.clslca78dsk...

今年の春も、MARIA RUDMANのCLASSIC COLLECTIONとSILVER COLLECTIONがBORDEAUXに届きました。 BORDEAUXでMariaさんのアクセサリーを取り扱わせてもらうようになって、10年以上が経ちます。 前編ではMARIA RUDMANの作品を初めて見た時のお話を書きました。後編ではMariaさんと初めて会った時のことや、私が考えるMARIA RUDMANの魅力について書いてみようと思います。 The Swedish ClubでのMariaさんとの出会い 私が仕入れ旅行のときに使っているバックパックとキャリーケース。 当時のMariaさんのショールームはThe Swedish Club(北欧にゆかりのある企業家のための建物)の中、パリの一等地にありました。 ルー・ドゥ・リヴォリ通りというココ・シャネルが通っていたアンジェリーナという老舗のカフェがあったり、ルーヴル美術館の前のチュイルリー公園があったりする場所の、とても歴史のある建物です。 初めてMariaさんに会った時の感動は、いまだに忘れられません。会った瞬間の笑顔からとっても素敵で、全てを包み込んでくれる、ものすごくピースな雰囲気が全身から出ていました。 あそこまで温かいエネルギーで満ちている人に会うことはめったにありません。職業柄色々な人に会いますし、世界中を旅する中で色々なバックボーンの人とも会いますが、Mariaさんのような人はかなりレアです。 話していくうちに、Mariaさんがその時私がつけていたネックレスを指差して「とても素敵ね。どこかで見たことがあるわ」と言いました。 私がSHARE SPIRITの片野光さんに作ってもらったものだと説明すると、「友人とのつながりで光さんと知り合って、仲良くなったの」と話してくれました。 友達の友達だということで、私とMariaさんも一気に打ち解けて、最終的にMARIA RUDMANの取り扱いにもOKをもらうことができたのでした。 MARIA RUDMANが現代の人たちに受け入れられている理由 手前の2つがオーセンティックライン、一番奥がベーシックラインの作品。 最後に、私が思うMARIA RUDMANの作品の魅力の一つについて、書いておこうと思います。それは伝統をアップデートして、現代の人たちが受け入れやすいように進化させているところです。 彼女はラップランドというスウェーデンやノルウェー、フィンランドの北部に広がる地域の出身ですが、そこは古くからサーミ人が住む場所でした。 スウェーデンの首都ストックホルムから車で8時間、深い深い森の中を走ってようやくたどり着くことができるところで、冬は湖が凍るほどの寒い地域です。 MARIA RUDMANの作品は、今もその地域に住んでいる職人さんたちが1つ1つ手作業で作っているものです(中にはスウェーデン女王の衣装を作る職人さんもいます)。 しかしMARIA RUDMANの作品と、16世紀ごろに作られていたDuodje(ドゥオッチ)には微妙な違いがあります。 ひとつは、使われている金属が当時の100%の錫(すず)ではなく、4%の銀が混ぜられたものを使っていること。これは金属アレルギーを起こさないためにEUが決めた法律があるからです。 もうひとつは、縫製の糸に当時の動物繊維ではなく、切れにくい繊維を使っていることです。 サーミの人たちであれば糸が切れても修理できますが、普通のお客さんにそんなことはできません。購入したお店に行けばMariaさんに送って修理してもらえますが、時間と手間がかかります。 動物繊維のように切れやすければ、修理の頻度も増えてしまいます。面倒に感じて使わなくなる人や、購入を諦める人も増えるかもしれません。そうなれば、サーミ人の伝統はまた途絶えてしまいます。 だから切れにくい繊維を使うことにした、とMariaさんは言っていました。 最も伝統的な作品に付けられる、カラフルな糸。 他にもきれいになめされたレザーを使っていたり、カラーバリエーションを増やしたり、新しいデザインを考えたりして、都会でもファッションとして洗練されて見えるよう、色々なモディファイを加えています。 本気で伝統を残すのであれば、大事なところだけをしっかり守り、それ以外は変化させていく柔軟さが必要です。Mariaさんがすごいのは、こうした柔軟さを持ち、本気で伝統を残そうとしているところにあると感じています。 実はDuodjeは一度文化として途絶えていたそうです。自分もサーミ人であるMariaさんはこれをもう一度復活させて、民族の伝統を残したいと考え、職人さんを見つけて再び作り始めたのです。 今となっては、Duodjeの文化を伝統として残していくことができるくらいにまで広まっているそうですが、それはMariaさんがサーミ人の文化をコツコツと世界中に伝えてきたからです。彼女の情熱や行動力には、本当に心からのリスペクトを感じます。 新しく入荷したCLASSIC COLLECTIONとSILVER COLLECTIONも、とても素晴らしい作品ばかりなので、ぜひ手に取ってご覧いただければと思います。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 【ONLINE SHOPのMARIA RUDMANの作品はこちらからご覧になれます。クリックすると表示されます。】...

今年の冬も、MARIA RUDMANのCLASSIC COLLECTIONとSILVER COLLECTIONがBORDEAUXに届きました。 BORDEAUXでMariaさんのアクセサリーを取り扱わせてもらうようになって、10年以上が経ちます。 今回は、MARIA RUDMANの作品を初めて見た時のこと、Mariaさん自身に会った時のことなどについて、色々と振り返ってみたいと思います。 MARIA RUDMANの作品を初めて見た時のこと オーナー久永が初めて購入したMARIA RUDMANの作品。MARIA RUDMANの作品を初めて見たのは、2010年ぐらいのこと。初めてのパリ買い付けから10年ほどが経って、あの街にもすっかり慣れた頃。 誰もが「パリで一番」と言うセレクトショップに行くと、そこの店長さんがRick owens、Carol Christian Poellのノースリーブのドレスを着て、手首からずらりとレザーのブレスレットをつけていました。 ブレスレットの数は3つや4つではなく、少なくとも肘の上くらいまではつけていました。そのブレスレットが、MARIA RUDMANの「Duodje(ドゥオッチ)」(北欧の少数民族サーミ人の伝統的なレザーと錫(すず)のブレスレット)でした。 それが、あまりにも素敵だった。衝撃的な出会いでした。 店長さんに話しかけて、MARIA RUDMANのことを詳しく聞きました。すると「北欧の少数民族のサーミ人が作っている、トナカイレザーのブレスレットだよ」と教えてくれました。 彼女の話を聞いた時点で、「絶対にこのブランドを取り扱いたい」と思いました。 というのも、私は若い頃から世界を旅すること、色々な民族の文化に触れたり、身につけたりすることが大好きだからです。 旅の中で出会う人たちを見ると、みんなファッションのどこかに自分のアイデンティティを取り入れているものです。私の場合は、トライバルなものを身につけることが、今も昔も自分の表現だと思っています。 オーナー久永の私物。もともとはTANカラー(淡い茶色)でしたが、経年変化により深い茶色に。ただ、当時お店をしていたのはアメリカ村のど真ん中。住んでいる場所も都会だったし、全身をトライバルなファッションにするのは感覚的にしっくりこなかった。「都会的な洋服に、手作り感のあるアクセサリー」くらいのバランスがちょうどよかった。 だからMARIA RUDMANに出会って、どうしても取り扱いたいと思いました。店長さんにその気持ちを伝えると、「じゃあMariaさんのショールームを紹介してあげるね」と言って、アポイントをとってくれました。 今はInstagramやホームページから直接問い合わせるショップも多いので、もしかしたら、他のお店の紹介でアポイントをとる、ということを意外に思う人もいるかもしれません。 でも当時のパリでは、飛び込みでの商談はあまり歓迎されておらず、基本は紹介を通じてしかアポイントがとれませんでした。そもそもホームページがないブランドも多くて、自分で調べただけではショールームの場所もわからないような時代です。 「モデム」という、バイヤーやファッション業界人向けのタウンページみたいなものがあって、有名なブランドはそこに情報を載せていました。でも当時のパリでMARIA RUDMANの取扱店はそのお店だけでしたから、モデムにも情報はありません。 だから私も、そのお店の店長さんに紹介してもらったのです。アポイントは3ヶ月後。次のパリ買い付けのタイミングでした。 Mariaさんと初めて会った時のことや、私が考えるMARIA RUDMANの魅力については、後編で書いていこうと思います。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。(後編はこちらから) 【ONLINE SHOPのMARIA RUDMANの作品はこちらからご覧になれます。クリックすると表示されます。】...

BORDEAUXでは11月25日(金)〜27日(日)に、<oira(オイラ)>の展示会を開催します。衣服作品のオーダーを受け付けるほか(袖丈等の微調整、生地の載せ替えも可能)、1点ものの衣服作品やポスター作品の販売も実施します。 oiraは主宰である高橋雄飛(たかはし・ゆうひ)さん本人がデザイン、パターン、縫製(一部除く)まで全てを手がける衣服に加え、彫刻作品やポスター作品などを含む、一連のアート活動です。 高橋さんとoiraのこれまでの歩み、活動のインスピレーション源について語ってもらったSPECIAL INTERVIEW VOL.1———ABOUT “OIRA”.(クリックすると表示されます)に続く第二回は、今回BORDEAUXで開催する展示会のテーマや、受注・販売する衣服作品に使用している生地やデザインについて、お話を伺いました。 「叫びと囁きと蠢き」 __今回のコレクションのテーマについて教えてください。 高橋雄飛さん(以下、高橋):年間を通じて作り続けているので、一般的に「コレクション」と呼ばれるような、シーズンごとのまとまったものは今ところ出していません。 シーズンや年間を通じた「コレクション」よりも、目の前の展示会に向けて作品作りをする意識の方が強いですね。 今回のBORDEAUXさんでの展示会で言えば、お店兼ご自宅を設計したウィリアム・メレル・ヴォーリズがテーマになっていて、テーマに沿った作品を持っていく予定です。 ただ今年の最初に、今回からお願いするようになったテーラー職人さんと5〜6型を一緒に作った時のテーマは「叫びと囁きと蠢き」でした。 イングマール・ベルイマンの『叫びとささやき』という映画があります。ベルイマン初のカラー作品であり、愛とは常に自分本位であることを秀逸に描いた作品だと思います。 この作品に深く共鳴する部分があったのと同時に、コロナや自分の状況と重ね、生をもがき、うごめきながら再生することを肯定したいと思いました。 だから「叫びと囁きと蠢き」というテーマにしました。 __高橋さんは普段デザイン、パターン、縫製まで全てご自分で手がけていますが、テーラー職人さんと一緒に作品作りをしようと思ったのはどうしてですか? 高橋:僕にはできないからです。テーラーと日常的な生活の衣服は作りや技術が異なるので、ちゃんとしたものを作るなら経験を積んだ人にやってもらった方がいいと思い、共通の知り合いを通じて一緒に制作することになりました。 彼女は銀座で100年近く続くテーラーのお店で経験を積んだ方なので、今回の作品にも日本のテーラーイズムが色濃く出ています。 オーダー可能な生地について __今回の展示会では、生地の載せ替えを含めて衣服作品のオーダーを受け付けるとのことですが、何種類くらい生地を見せてもらえるんでしょうか? 高橋:オーダーしていただける生地は8種類です。 __その中から、特にお気に入りの生地を3つ挙げるとしたらどちらになりますか? 高橋:まずは愛知の一宮で織ってもらった、チェック柄のウールレーヨンの生地です。この生地は織り柄とふっくらとした厚みが相まって、蠢いているイメージと合っていると思いました。 半分レーヨンなのでウールの暖かさに加えて、軽さもあるのが特長です。 ずっと使っている中国の泥染シルクも気に入っています。貴州省の右、広東省の上くらいに分布している民族が織っている生地なんですが、oiraでは何度か繰り返し使っています。 __シルクというと繊細なイメージがありますが……。 高橋:中国やインドなどの大陸のシルクは養殖の蚕ではなく、野生の蚕のシルクを使っているので、繊維が太くてしっかりしています。 また泥染めも、田んぼの中で押し付けて染色する日本の奄美の染色方法は色落ちすることで味が出ますが、中国の染色方法は野原に広げて泥を被せて放置して染めます。繊維の中までしっかり染まるので、色落ちしにくく、扱いやすいのが特長です。 __あと一つはどうでしょうか? 高橋:もう一つは、短い毛が混じったようなウール100%のメルトン生地ですね。ケンピ毛(※)のメルトンは、粗野でありながらしっかりとハリがあるのでモダンな生地感になっています。 ※ケンピ毛:羊毛の中でも、人間の白髪のように色、風合い、弾力性など、本来の羊毛の性質を失った毛のこと。 受注・販売する衣服作品について __受注・販売する衣服作品は何型ありますか? 高橋:受注できるのが10〜12型で、1点ものが10点ほどあります。 __簡単に紹介してもらうことはできますか? 高橋:はい。先ほど話したウールレーヨンのチェック柄の生地で、ピークドラペルのテーラードジャケットを作っています。3つボタンのお台場仕立て、総裏仕様で裏地にはキュプラを使っています。 ボタンはあえて分厚いものを使っています。ジャパンテーラーのようなぽってりとしたシルエットに細身でピークのラペル、ポッケの位置など伝統的なものにズレを含ませて違和感を演出しています。 また、オーソドックスなテーラードジャケットなら背面にはベント(切れ込み)がありますが、このジャケットにはありません。 こちらは同じウールレーヨンの生地を使った、ワークブルゾンですね。 __これ、同じ生地なんですか?色が全然違いますが……。 高橋:この生地は二重織りなんです。テーラードジャケットで表、ワークジャケットでは裏を使っています。こちらは裏地をつけていないので、裏を見ると表の生地が見えるようになっています。 表と裏、テーラーとワークという形で、同じ生地で対になるイメージで作っています。 あと、ベースはフレンチワークジャケットなんですが、ワークに寄りすぎないようにポケットの数を減らして、2つあるサイドポケットはドレス寄りになるよう玉縁にしました。 テーラーイズムのあるワークジャケット、というイメージです。ボタンはテーラードジャケットと同じで分厚くて大きなプラスチックボタンです。 __こちらはBORDEAUXオーナーの久永さんがオーダーしたシャツですよね。 高橋:はい、そうです。和紙ベルベッドで作っています。 __和紙のベルベッドなんて、初めて聞きました。 高橋:僕も初めて見ました。最近開発されたのか、まだそんなに出回っていないと思います。 これはShirin Guildというイラン生まれのデザイナーがよく使う形からリファレンスして作ったものです。 彼女が作るシャツはイランの男性衣装をベースにしたウィメンズブランドなので、もっと身幅が広くて丈が短いんですが、oiraでは男性でも着やすいように微調整を行いました。 袖の付け方もShirinは縦にまっすぐシーム(縫い目)が入りますが、このシャツは丸く湾曲させてシェイプしているので、また見え方が変わるかと思います。 ボタンには50年代アメリカの工業用ボタンを使っています。デザイン自体はフェミニンなんですが、ここで少し無骨さを出して引き締めています。 ちなみにこれは、先ほどご紹介した中国の泥染シルクでも作れます。 __こっちのテーラードジャケットは先程のテーラードジャケットとは違う型ですか? 高橋:そうですね。ウール100%のメルトン生地で作ったものですが、1920年代のフレンチテーラーに、総一枚仕立てのジャケットがあり、そこからインスピレーションを受けて制作しました。 上襟もラペルもボディも1枚仕立てで作り、袖だけ裏地がつきます。硬さが必要な上襟にはステッチを施しています。 丈は若干短くして、胸ポケットはやや低めに。僕のイメージでは東ヨーロッパ―――チェコやポーランドなどの元共産圏の衣服にある、なんだかヘンテコなテイストを随所に入れています。 袖のみ裏地がついているんですが、これはインドのカディ(手紡ぎ・手織りの布)に木版プリントを施したものを使いました。着ると、少しだけ袖口から覗くようになっています。 __同じ生地で、スラックスのサンプルもありますね。 高橋:丈の短いジャケットに合わせて、ハイウェストなパンツを作りました。ベルトループなし、タックもなくストレートなシルエット。できるだけぴったり着てもらいたいですね。 フィッティングはタイトなんですが、生地に厚みがあるので、履いた時のシルエットはぽってりとしています。 __いいバランスですね。でもタイトな作りとなると、調整がききにくいんですね……。 高橋:オーダー時には採寸をして着る人に合わせて作れますし、内側にアジャスターをつけているので、若干の調整もききます。 ちなみに、ウールメルトンのセットアップはもう1セットあります。 __こちらは少し緑がかっていますね。 高橋:はい、緑です。こちらはややゆったりめのサイジングにしてあるのと、1枚仕立てではなく、2枚仕立てで作っています。同じ形なんですが、仕様が違うので、どちらでも好きな方を選んでもらえたらと思います。 パンツの方は、前開きが斜めになっています。黒の方はタックがなくてタイトなので、座ったりすると前開きが広がる場合があります。それが苦手な人はこちらの仕様がおすすめですね。 こちらは同じウールメルトンで作ったショートジャケットです。 __あ、これ、Instagramのストーリーズで拝見しました! 高橋:マジックテープで着丈を調整できるようにしました。ウィメンズ寄りで作っているんですが、マジックテープの付け外しによって男性の方でも着られるバランスにしてあります。 これも同じ生地で作ったワークジャケットですね。 __oiraのアップリケがついてるんですね。 高橋:OとIは知人に編んでもらい、RとAにはレザーを使いました。 形としてはさっきのウールレーヨンのチェック柄の生地で作ったワークジャケットよりは肩が詰まっていて、落ちていません。ボタンは一番上に1つあるのと、2個目をスナップボタンにしました。クラシックに着こなしてもらうイメージです。 ただ、ハンドニットを縫い付けると、背中の部分にその縫い目が出てポコっとエンボス加工されたように盛り上がります。OIが反転して10(番)になり、これがクラシックな印象にほどよい滑稽さを与えています。 __こちらは被りのシャツですか? 高橋:先日展示会をさせていただいた、Skoolというお店に合わせて作ったスキッパーシャツです。イタリアンカラーで、少し長めの丈にしています。 Skoolさんから分けてもらった生地を使い、店長とデザインから起こして作りました。コットン50、アクリル50の新品とは思えない色合いの生地になっています。 BORDEAUXさんの展示会ではこの上に、天然染料で黄色かグレーのオーバーダイを施したものも持っていこうと思っています。黄色がフクギ、グレーはモモタマナという植物を使います。 __それは誰かに頼むんですか? 高橋:いえ、僕が沖縄に行って、染色家の知り合いにお手伝いいただき、染めてきます。そのタイミングで一緒に染めようかなと思っているのが、このワンピースです。 前と後ろにコードが入っていて、引っ張れば引っ張るほど丈が短くなって、伸ばすと着丈145cmまで伸ばせるようになっています。 __他に染める予定の作品はありますか? 高橋:このイージーパンツですね。コットンリネンにシワ加工を施した生地で作っています。これも白で作って沖縄で黄色とグレーに染めようと考えています。 __1点ものの方はどんなものがありますか? 高橋:中国の泥染シルクで作ったツナギのほか、oiraのロゴを入れたハーフジップのニットなど、今まで作ったものを色々と持っていく予定ですが、製作中のものもあります。 先ほど今回の展示会はウィリアム・メレル・ヴォーリズがテーマになっていると話しましたが、ちょうどよいタイミングで京都のbildという古道具屋の友人からヴォーリズさんの設計図がたくさん仕入れることが出来たと一報が届いたんです。 そこで、その一部をお借りして石版画をやっている知人に頼んでリトグラフに起こしてもらいました。 今回の展示会では、リトグラフの作品と青焼きの設計図を衣服と一緒に展示します。 __これはメンソレータムのロゴ……ですか? 高橋:ヴォーリズさんがメンソレータムの創設者ということで、oiraバージョンを作ってもらいました。本物は少女の腕章にMが描かれているんですが、Oにしています。 これは6cm×6cmの布タグにして、衣服を購入して頂いた方でご希望の方には縫い付けさせていただきます。(別途料金) __まだまだ、制作中のものがいくつかあるんですね。 高橋:告知の段階であまりわかりやすくお出しできなくて申し訳ないです。 __いえ、それはそれでワクワクするので大丈夫です。今回の展示会、めちゃくちゃ楽しみにしています!本日は長いインタビューにお付き合いいただき、ありがとうございました。 高橋:こちらこそ、ありがとうございました。 イベント概要 ●開催期間:2022年11月25日(金)〜27日(日) ※全日、高橋雄飛さん在廊 ●開催中の営業時間:12:00〜17:00 ●開催場所:BORDEAUX 〒592-8333 大阪府堺市西区浜寺石津町西4丁15-12 ヴォーリズ富久邸 ●概要 ・衣服作品のオーダー受け付け(袖丈等の微調整、生地の載せ替えも可能) ・1点ものの衣服作品やポスター作品の販売 ・納期は秋冬物が1月中旬、春夏物は3〜4月を予定。 話し手:高橋 雄飛(oira) 聞き手:久永 善純(BORDEAUXオーナー)/鈴木 直人(ライター)...

今回は展示会開催にあたって、多くの人にoiraと高橋さんを知っていただくために、インタビューを実施。vol.1では高橋さんとoiraのこれまでの歩み、活動のインスピレーション源について、vol.2では展示会のテーマと、受注・販売する衣服作品のデザインと使用する生地について、具体的にお聞きしました。...

YOKO SAKAMOTO for the SS22 season     SPECIAL COLLABORATION TARO HAMADA × YOKO SAKAMOTO           尾州地方の歴史のある機屋にて 数十年前のアーカイブの中で見つけた ヴィンテージの素材を 旧式シャトル織機を使用して製織した 高級素材で製作された帽子。           中国やベトナムに住む 少数民族プイ族のヴィンテージ布を ハンドステッチでパッチワーク◎                       衿を立てて、ガウンの様にラフに 着用 するのもカッコイイです。     遠州地方の歴史のある機屋にて 旧式のシャトル織機を使用して製織した素材。 経糸に手紬風に仕上げた機屋オリジナルの糸を使う事で 凸凹とした面白い風合いを出した生地。 様々な糸の太さが混ざり合った生地の凹凸感 色の混ざり合った独特なカラーリング 唯一無二の存在感が特徴です。   今の季節から使っていただけるアイテムが沢山揃っています。 YOKOSAKAMOTOの洋服で春を楽しみませんか。 デザイナー 阪本洋子 Yoko Sakamoto によるユニセックスブランド。 無駄なデザインをせず、本質に寄り添う事を心がけ、職人による手作業を中心としたモノづくりで、「日常着」として常に身に付けたくなるプロダクトを提案する。 私たちは、素材やシルエットの性質を邪魔しないデザインにする事で、元々持っている良さを活かせると考えています。 携わってくださる職人の技術をよりいい形で伝えていけたら 着る人がより豊かに、そして長く愛用して頂ける物作りに通じると願っております。     ▽ ・ BORDEAUX APPOINTMENT info@bordeaux-bb4.com...