zen no ma|nuno no tabi
zen no ma|nuno no tabi
breathing fabric
初めて触れたとき、
綿とは思えない布でした。
どこか麻を思わせる風合い。
肌に触れたときの、やわらかさ。
使い込むほどに、
さらにいい表情になっていくだろうと感じました。

大阪・泉州。
100年以上受け継がれてきた和晒しの技術。
そして、三代目の職人が十数年前に開発した
独自の織り方による綿布。
糸に強い力をかけず、
空気を含ませるように
ゆっくりと織り上げる。
その織り方が、
この布ならではの風合いを生んでいます。

現在、この生地はもう作ることができません。
和晒しと織り。
それぞれを担う職人たちは、
後継者のいないまま仕事を続けています。
zen no ma では、
残されていたこの布を使い、
日々の中で使うものを制作しています。

洗い、乾かし、また使う。
少しずつやわらかくなり、
使う人の暮らしに馴染んでいく。
初めて触れたときに感じた、
これからの変化への楽しみ。
その時間も含めて、
大切にしたい布です。