JAN-JAN VAN ESSCHE|PROJECT #14 SOIL
PROJECT #14
SOIL
土壌は、記憶を蓄えます。
継承されてきた記憶や物語。
素材が持つ質感と、大地に含まれる鉱物。
異なる土地に受け継がれてきた手仕事。
土の中でさまざまなものが重なり
時間をかけて、新たなものへと育っていく。
PROJECT #14「SOIL」は
その営みから生まれたコレクションです。
PROJECT #14 — SOIL
AW26
The collection Soil bears witness to connections—of heritage and stories interwoven with materiality, and earthly minerals a source of imaginative memories.
コレクション「SOIL」は
継承されてきた記憶や物語を
素材を通して静かに映し出します。
大地に根差した、穏やかなシルエット。
異なる繊維が重なることで生まれる
豊かなテクスチャーと
幾層にも重なる深い色彩。
シャンブレーのミネラルのような光沢。
真珠を思わせるウールシルク。
波打つツイル。
森の土壌を重ねたようなウール。
異なる素材の個性が交わりながら
シンプルなフォルムの中に
奥行きのある表情をつくっています。
A New Artisan Series
「SOIL」はまた
日本で製作される新しいArtisan Seriesの
始まりでもあります。
過去のコレクションに存在した要素を
土へ還し、もう一度育てるように見つめ直す。
日本の職人との協働を通して
これまでのデザインに新たな視点を重ね
創造における循環と再生を探っています。
Natural Garment Dyeing
Artisan Seriesの第一章では
天然染料によるガーメントダイに
フォーカスしています。
長く愛されてきた
5つのシグネチャーシェイプを選び
二つの天然染色で仕上げています。
ひとつは
奄美大島の泥染めによる
ミネラルを含んだ、大地のような色。
もうひとつは
柿渋に鉄媒染を重ねた
ほのかに温かみを感じる
やわらかなグレー。
BORDEAUXでは
柿渋に鉄媒染を施した作品を選びました。
柿渋の温かみをほのかに残しながら
鉄媒染によって深みを増した
やわらかなグレー。
染めと洗いによって生まれる
自然な筋や、繊細な色の揺らぎ。
時間とともに変化していく表情も
この染めの美しさのひとつです。
Handwoven Collaborations
異なる土地で受け継がれてきた
手織りの仕事も重なっています。
インド・アッサムの7weavesの職人たち。
そして、テキスタイルアーティスト
Lamine Diouf。
それぞれの土地に息づく文化や記憶が
手で織られた布を通して響き合い
コレクションに静かな生命力を与えています。
BORDEAUXでは
素材と色、その重なりを感じながら
作品を選びました。
PROJECT #14「SOIL」。
異なる土地の記憶と手仕事。
素材と色。
土へ還り、また育っていくもの。
時間とともに変化しながら
着る人の暮らしに
少しずつ馴染んでいく。
この秋冬の空気とともに。